野良猫少女

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その2


「おいミャーコ。いつまで寝てるんだ」

 ネクタイを締めながら、津田雄介はベッドルームをのぞき込む。ベッドの中心には、布団にくるまってもぞもぞと動く物体がひとつ。先日彼の部屋に転がり込んできた少女――児島美耶子(こじまみやこ)である。野良猫みたいに奔放でどこか憎めない彼女のことを、雄介はミャーコと呼ぶことにした。

「ん〜、あと一時間〜」
「どんだけ欲張りな要求してるんだ。おいこら、起きろ」
「ね〜む〜い〜」
「起こせって言ったのはお前だろう。それとも留守番しててくれるのか?」

 雄介の一言で、彼女は起き上がり、眠そうな目を擦りながら大きなあくびをする。寝癖の付いた髪を手で押さえながら、ようやくベッドから降りてきた。

「ふわぁ……そんなのダメー。それじゃあたし、ヒモみたいだもん」
「なんか言葉の使い方が間違ってないか?」
「一日中部屋でゴロゴロしてたら退屈で死んじゃうよ。昼間は外に出てるからさ」
「ま、それはいいが。ほれ」

 雄介は美耶子に向かって、鍵をひとつ投げて渡す。

「部屋の合鍵だ。持ってろ」
「……いいの?」
「今夜は会社の飲み会があるんだよ。いつ帰れるか分からんし、悪いが夕食も一人で食っててくれ」
「えーっ、そんなのつまんないよう。断っちゃえば?」
「定年者の送別会で俺が幹事なんだよ。そういうわけで、部屋の戸締まり頼むぞ」

 不満そうに口を膨らませる美耶子を残し、雄介はカバンを持ってマンションを出て行った。いつも通りに電車に乗って会社に辿り着き、いつも通りに仕事を始めた。

「村井さん、この書類の処理お願いします」

 昼を過ぎた頃、雄介は作成した見積書を経理担当の村井早苗に手渡した。歳は雄介よりひとつ下だが、会社では二年先に入社した先輩である。大人しい性格ときちんとした仕事ぶりから社内での評判は良く、さっぱりとしたショートヘアの美人で、男性社員の間では人気が高い女性である。

「あ、分かりました。終わったら課長に回しておきますね」
「頼みます。では」
「あのう、津田さん」
「はい?」
「今日の送別会はたくさん飲むつもりですか?」
「ん、俺は幹事だから。ほどほどにするつもりだよ」
「あ、そうでした。大変ですけど頑張ってくださいね」
「村井さんも。飲み会の時はいつもやたらと飲まされて、ふらふらになってるみたいだし」
「そうなんですよね、なかなか断れなくて……心配してくれてありがとうございます」
「はは、それじゃ仕事に戻るよ。今夜はよろしく」

 雄介は笑顔を作り、自分のデスクへ戻る。雄介が去った後、二人の会話を見ていた他のOL達が早苗の元に集まり、ひそひそとなにやら話し始めた。

「ねえねえ早苗、津田さんとなんの話してたの?」
「なにって……仕事の話よ」
「それだけじゃないでしょー。結構いい感じで喋ってたような」
「そんなんじゃないってば」
「だって津田さん、仕事以外の話なんてほとんどしてくれないんだもの。今はフリーらしいけど、誰も上手く行った試しがないんだから。もったいないわよねー、結構イケメンなのに」
「その話は知ってるけど……別にそんな気は」
「男どもに人気のある早苗なら、あの難攻不落の砦を落とせるかもって期待がかかってるんだから、頑張ってよね」
「勝手に変な期待しないでよ、もうっ」

 周りのOL達は、早苗を見てニヤニヤしている。上司の咳払いが聞こえると彼女たちはそそくさと退散し、早苗は胸をなで下ろす。

「でも、確かにちょっと気になる……かな?」

 指先でボールペンを弄びながら、早苗はぽつりと呟いた。




「――やれやれ、結局こうなるのか」
「す、すみません……うぷっ」

 夜になり送別会は無事に終わったが、雄介はまだ解放されてはいなかった。酔った早苗を送り届ける役目を押しつけられてしまったからだ。早苗は例によって男性社員から酒を勧められては飲み続けてしまい、酔いが回って真っ直ぐ歩くのもおぼつかない状態である。雄介は彼女の介抱を他の女性社員に任せようとしたのだが、なぜか「幹事が責任持って面倒見て」と押し切られ、仕方なく早苗に肩を貸して、のろのろと夜の街を歩いていた。腕時計の針は、もうすぐ十一時を指そうとしている。

「村井さん、きついならタクシー呼ぶか? 料金は俺が出すから」
「そ、そこまでしてもらわなくても大丈夫です。ただ……」
「ただ?」
「どこかで少し休みたいです……ううっ」

 口元を押さえている早苗の顔は青ざめており、本当に苦しそうである。

「うーん、とはいえこの辺だとファミレスも遠いし。どうするかな」
「あのう、確か津田さんってこの辺りに住んでるんですよね?」
「あ、ああ」
「……私、行ってみたいな」
「お、俺の部屋? 村井さん酔ってるだろ」
「意識はちゃんとしてますよ。村井さんの部屋ってどんな風なのか、ちょっと興味あります」

 大胆な発言も、酔っていたからと言えばいくらでも言い訳が立つ。こんなチャンスを逃す手はないとばかりに、早苗は強気に押してきた。

「いや……いやいやいや。ダメダメ、ダメだって」
「どうしてですか? なにか見られたらまずいものでも?」
「あー、なんつーか。あれだ、今日は妹が泊まりに来てるんだよ。だから」
「そうですか……でも、他は問題ないんですね?」
「そりゃまあ、無いと思うが」
「じゃあ大丈夫ですね」
「……はあ。わかったよ」

 なんでこうなるんだと肩を落としつつ、雄介は早苗を連れて自分のマンションへと向かう。部屋の明かりは点いており、美耶子は帰ってきている様子である。

「ただい……ぶほっ!?」

 玄関を開けて中に入ると、廊下に裸の美耶子が立っていた。シャツに袖を通そうとしていたところらしいが、他は見事に素っ裸である。



「ほえ?」
「ミャーコ……お、お前な」

 雄介は一気に脱力し、膝を付いてへたり込んでしまった。

「なんで鍵も掛けずに廊下ですっぽんぽんなんだっ」
「ちょうどシャワーから出てきた所だもん、しょうがないじゃん」
「それとシャツの前に下を履け!」
「パンツ向こうに忘れて来ちゃったんだってばー」

 とてとてと廊下を走り、美耶子は寝室の方へ消えていく。雄介はこめかみを押さえて立ち上がり、早苗を部屋に招き入れた。テーブルの席に早苗を座らせ、酔い止め薬と水を渡すと、雄介は彼女と向かい合った席に座る。

「に、賑やかな妹さんですね。なんかちょっと意外というか」
「ははは……」

 なんと答えたものかと言葉に詰まっていると、着替えを終えた美耶子がやってきて、雄介の隣にちょこんと腰掛けた。

「えーっと」

 美耶子は雄介と早苗を交互に見て訊ねる。

「お兄さんの恋人?」
「違う」

 雄介はジト目で即答した。キョトンとしている早苗を他所に、美耶子は雄介にひそひそと耳打ちを始める。

「……で、どういう設定なの?」
「送別会で飲み過ぎた彼女に、休みたいから俺の部屋に連れて行けって言われたんだよ。で、お前は俺の妹ってことにしてある」
「チョコパフェ一回で手を打ちますことよ?」
「わかった。ちゃんと話を合わせろよミャーコ」
「らじゃー」

 美耶子はにへらと笑い、雄介から顔を離すと早苗に頭を下げる。

「すいませーんお姉さん。うちのお兄ちゃんぶっきらぼうでしょー。気分良くなるまでゆっくりしていってね」
「え、ええ」

 そう言って美耶子は席を立ち、居間のテレビの近くでごそごそとやり始めた。

「マリ○カートみーっけ。ねーねー、一緒に遊ばない?」
「お客さんがいるんだぞ。一人で遊んでろ」
「えー、それじゃつまんないよー。せっかく三人いるんだし、対戦しようよ」
「俺はともかく、村井さんは酔いが回ってるんだ。無茶言うな」
「あ、そっか。飲酒運転になっちゃうもんね」
「違うだろ」
「じゃあお兄さ……お兄ちゃんだけでもいいから。ねっ?」
「ミャーコお前、俺がうんと言うまでゴネるつもりじゃないだろうな」
「えへへ、ご名答」

 雄介は仕方なく立ち上がり、テレビの前に向かう。すでにハンドル型のコントローラーを持って準備をしている美耶子の隣に座り、もうひとつのコントローラーを手にとった。

「先に言っておくが、俺のテクは甘くないぞ」
「うん、知ってる」
「……○リオカートの話だぞ、おい」
「ほらほら、早くキャラ決めてよ。私クッ○だから」
「よし、俺はみんなの赤いヒゲだ」

 レースが始まり、雄介は驚いた。美耶子はにわか仕込みの素人ではなく、コースのラインからマシンの挙動までを熟知していた強敵だったからである。それが雄介に火を点けてしまい、二人はすっかり対戦に夢中になっていた。

「俺をここまで苦戦させた相手は久しぶりだ。腕は認めてやろう」
「負け惜しみ? このまま逃げ切っちゃえば私の勝ちだもんねー」
「だかしかしッ! 俺には一日の長があるッ!」

 雄介は美耶子のマシンを妨害する緑色の甲羅を発射するが、狙いは外れてコース外の壁に当たる。

「うぇっへっへ、残念でしたー」
「ふっ、甘いぞミャーコ!」
「ああっ!?」

 壁に当たった甲羅は跳ね返り、あと少しでゴールという美耶子のマシンを直撃、スピンさせる。その隙に雄介の赤いカートが抜き去り、見事一位でレースを締めくくった。

「あーっ、なんでー!?」
「残念だったな。俺に勝つにはまだまだ修行が足りんということだ」
「わーん、くやしー!」
「っと、つい白熱しちまったじゃないか。すいません村井さ……って、あれ?」

 雄介が振り返ると、テーブルに早苗の姿は無かった。彼女が座っていた席には一枚のメモ書きが置いてあり、ボールペンで「酔い止め薬が効いてきたので帰ります。お邪魔しました」とだけ書かれていた。

「……あちゃー。呆れられたか?」
「いいんじゃない? これでのんびり出来るじゃん」

 雄介の背中にへばりついて、美耶子が言う。

「おい、なんでそんなにくっつくんだ。背中に当たってるぞ」
「当ててまーす。ねえねえ、嬉しい?」
「あのな」
「だってさー、お兄さんはみんなとおいしいもの食べてお酒飲んでさー。私なんか一人で寂しくハンバーガーだよ。そんでやっと帰ってきたと思ったら、女の人連れてくるし」
「う……なんというか。すまん。なるべく早く帰ろうと思ってたんだが、断り切れなくてな。悪かった」

 美耶子はそれきり黙ってしまい、じっと雄介の背中にくっついたままだった。

「どうしたミャーコ?」

 背中越しに呼ぶが、返事がない。気になって雄介が振り返ると、いきなりキスされた。

「お、おい」
「ね、エッチしよ」
「相変わらず身も蓋もないな」
「悪いと思ってるなら、そのぶんいっぱい愛してね」
「へいへい、仰せのままに」

 スイッチが入ってしまった美耶子を連れて、雄介は寝室に向かう。キスしながらベッドに横たわり、きつく抱き合って舌を絡ませ合う。互いの口腔を行ったり来たりした後は、美耶子の全身にくまなく舌を這わせていく。

「んっ、あんっ、腋の下舐めちゃくすぐったいよう」
「いっぱい愛して欲しいんだろ?」
「そうだけど、なんか変態っぽ……ああんっ」

 腋を舐めつつ、両手は美耶子の乳房をゆっくりと揉む。下から上へと持ち上げたり、乳首をつまんだりしていると、それだけで美耶子は切ない喘ぎ声を漏らす。

「さ、触り方もいやらし……んんっ」

 単純に揉んだり舐めるだけでは芸がない。気分を盛り上げるためにも、今回はじっくり愛撫をしてやろうと雄介は決めていた。美耶子をうつ伏せにすると、背中に舌を這わせ、ゆっくり下半身を目指して移動する。

「や、やだ、背中舐められるとすごい気持ちいいっ。気持ちいいようっ」
「なんだ、してもらったことないのか?」
「うん……」
「それじゃ、たっぷりサービスしてやるか」

 背筋に沿って舌が上下に行ったり来たりすると、美耶子は枕に顔を押しつけたまま甘い声で鳴く。そしてその度に身体を強張らせ、背中に伝わる快感に身体をくねらせている。美耶子が背中の感覚に夢中になっているのを見計らい、雄介はうなじにキスをした後、耳元で低く囁いた。

「美耶子の背中、すごくエロいし綺麗だ。こんなの眺めてたら、我慢出来ずに襲っちまうかもな」
「ほ、ほんとに? 私の身体で興奮しちゃう……?」
「ああ、ミャーコはエロすぎるぞ。今だって我慢してるんだからな」
「い、いいよ……もう入れちゃっても」
「ダメだ。それじゃサービスする前に終わっちまうだろ」
「大丈夫だよ、もう十分気持ちい……ひゃうっ」

 こっそりと忍ばせていた手で、雄介は美耶子の尻をわしづかみにする。爪は立てないが、指が肉に沈むくらいの力を込めて、弾力のある感触を楽しむ。撫で回したり掴んだりを繰り返していると、美耶子はモジモジと下半身を動かし始めた。

「ね、ねえお兄さん」
「ん、痛かったか?」
「ううん……気持ちいいけど、私も気持ちよくしてあげたいなって。ダメ?」
「や、ダメじゃないが」
「なんかね、私だけ気持ち良くてもダメみたい。お兄さんにも私と同じくらい気持ちよくなって欲しいの」
「ミャーコ……」
「ね、一緒に気持ちよくなろっ」

 美耶子は起き上がり、雄介を仰向けに寝かせると、お尻を向けて彼の上に跨る。そして四つん這いの格好のまま、そそり立った雄介のものを愛おしそうに舐め始めた。

「んっ、んっ……ちゅ……はむっ……」

 雄介の目の前には、蜜液でたっぷりと濡れたクレバスがある。それを指で押し広げると、充血して硬くなったクリトリスを舌でつついた。

「んんーっ、んんっ、ふぅんっ」

 美耶子の喘ぎ声が振動となり、なかなか気持ちいい。雄介は顔を押しつけるようにして、じゅるじゅると音を立てて透明の液体を吸い上げ、美耶子の敏感な部分をひたすらに舐め続けた。

「やあっ、音立てな……あああっ、ああぁぁぁぁ……!」

 蜜液は唾液と混じって太ももにまで垂れ、脚はがくがくとふるえている。美耶子は雄介のものから口を離し押し寄せる快感に必死に耐えていた。

「ミャーコ、そろそろ入れるぞ」
「うん、私も欲しいよ……お兄さんの、ちょうだい」

 正常位の形で、雄介は亀頭を美耶子の濡れたそこに押し当て、一番奥まで貫いた。

「ふ、深……うぁぁっ、あああーーーーっ!」

 根本までペニスを呑み込むと同時に、美耶子は喉を反らせて小さく痙攣した。その動きに合わせて、膣壁もきゅうきゅうと雄介を締め付けてくる。

「入れただけでイッたのか?」
「はぁ、はぁ……焦らされてたのに、こんな熱くておっきいの入れられたらっ」

 雄介はゆっくりとペニスを引き抜いていく。蜜液にまみれて、ぬらぬらといやらしく光るそれは、再び根本まで沈んでいく。先端が子宮の入り口にキスをすると、膣内全体がびくびくと蠢いて、雄介をさらに奥へと呑み込もうとする。

「う……ああ……あんっ……」

 しばらくの間、雄介は黙ったままその動きを繰り返していた。それも確かに気持ちいいのだが、美耶子はもっと気持ちよくなりたいと目で訴える。だが雄介は、あえて気付かないふりをする。美耶子は我慢出来なくなり、震える声で懇願する。

「激しく……して……お願いっ」

 雄介は口の端を持ち上げて笑うと、美耶子を激しく突き上げ始めた。

「あっ、熱い、熱いよっ! 私の中、お兄さんでいっぱいで……あっ、あああっ!」
「凄いな、ミャーコの中は……よく締まるしぬるぬるで……くっ」

 奥まで貫かれ続ける快感に、美耶子は頭の中が真っ白になっていく。

「ミャーコ……ミャーコ!」

 なぜ雄介が自分をそう呼ぶのかは知らない。けれど自分のことを愛称で呼んでくれることがたまらなく嬉しくて。美耶子は雄介にしがみつき、より深く、深く繋がりたいと思った。

「くぁっ、い、イクぞ!」
「あっ、あっ、あああぁぁぁぁ――っ!」

 美耶子の奥深くへと、雄介は射精した。美耶子に包まれながら精を放つ快感は格別で、出したばかりなのにペニスの硬さは一向に衰えず、そのまま抜かずに次のラウンドが始まってしまった。美耶子もそれが嬉しかったのか、足を雄介の腰に絡ませたりして、次もその次も抜かずに二人は乱れ、交わり続けた。

「――ま、またイッちゃう、イッちゃ……うああぁぁぁんっ」
「うわ、すげぇ締まる……くうっ」

 もう一滴も出ない、というくらいに雄介は射精し、美耶子も半分気を失うくらいの絶頂を迎えて、気が付けば窓の外は白み始めていた。

「あー、今日が休みで良かった……死ぬ、マジで死ぬ」

 雄介はベッドに倒れ込んだまま、抜け殻のように呟く。美耶子は雄介の隣に寄り添ったまま、じっと彼の顔を見つめていた。

「……ん、どうしたミャーコ? 俺の顔なんか付いてるか?」
「ねえお兄さん。ミャーコって呼び方は思いつきなの?」
「ああ、これか。俺が実家にいた頃、変わった野良猫がいてな。雌のトラ猫なんだが、野良のくせに勝手に人の家に入り込んで、自分の家みたいにくつろいでやがってな。そいつに付けた名前さ。名前の響きといい、誰かさんにそっくりだろ」
「あはは、ほんとだ」
「でも愛嬌があって憎めない奴だったからな。今も俺の実家で暮らしてるよ」
「そっか……お兄さんの家に拾われて、その子はきっと幸せだったと思うな」
「だといいけどな」
「そうだよ。だって私……幸せな気分……だもん……」

 自分は干からびそうだが、という言葉を呑み込んで、雄介は寝息を立て始めた美耶子をそっと撫でてやるのだった。




 後日、雄介は会社内で「マ○オカートの達人」としてちょっとした評判になっており、しばらく同僚からの対戦申し込みが後を絶たなかったという。

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